損をしないクラブの選び方 その2さてさて、その1を書いてから少し時間が開いてしまいどこから手をつけようか悩んでいますが、クラブ選びの第一歩からいきましょうか・・・。 自分にとって最適なクラブを見つけるのは非常に困難な作業ということをまず知っておいて頂きたい。 では、最初に何を選ぶべきか。 それはアイアンセットです! なぜアイアンセットからなのかといえば、アイアンセットは読んで字のごとくセットもの、つまり何本かの(通常9~10本)クラブが1セットになって売られています。 当然価格もそれなりにはります。(当然ですがまともに近いものをを買う場合) 更には、コースにおいて最も使う頻度の高い(一つの物と考えて)クラブだからです。 では、アイアンはどのようにして選べばよいか・・・。 最初に使う方の技術レベル、次に最終目標レベル、そして体力。 大まかに言えばこの3つの要素から選び出す事が出来るでしょう。 もしあなたが、アベレージ100以上で最終目標が100を切ること、というのであればゴルフ専門の大型店に行ってより詳しく話を聞いてくれる店員さんを探し(ここポイントです!)見繕ってもらいましょう! ただし、ご自分の予算をはっきりと伝える事です! なぜここで予算の話をするかといえば、ハッキリ言って売価6万以上のアイアンセットであれば画一的に作られているメーカー物の性能に差は無いからです。 ハッキリ言えば、高くても良い物ではないと言う事! 高級品といわれている某国産メーカーなどよい例ですが、我々クラフターから見ればそのままでは使いものにならない組み立てをしています。 では、10万以上の物と6万の物、どこが違ってどこが変わらないか?ですが、違いは素材・ブランド・ステータス・そして儲けです。 変わりの無いところは、全て見た目と数値にこだわったところです。 見た目と数値? 何のことやら? と感じた方は多いと思います。 具体的にその一部をお教えしましょう。 ゴルフクラブを構成する部品には前にも書きましたが、ヘッド・シャフト・グリップと大まかに言えば3つのパーツが使われています。 全て工業製品です。 工業製品には当然様々な製品誤差が生じます。 それらの中でも影響の大きいのはヘッドの重さです。 ゴルフクラブのデータの中に″スウィングウェイト″というものがありますが、これはプレーヤーがスウィング中に感じるクラブのヘッドの重さを一つの基準にもとずいて数値化したものなのですが、クラブヘッドの重さが僅か(2~3g)でも狂っているとまったく別のクラブを振っている感覚に陥ってしまうのです。 2~3gといえばヘッドの重さの僅か1%以下に相当します。 精密機械の分野でないクラブヘッドは、向上出荷時の誤差がこれ以上あるのです。 なのになぜ、製品のスウィングバランスはそろっているのか? 答えは、シャフトの中に鉛を詰め込み数値を合わせるからです。 これのどこがいけないのか? シャフトに鉛を1センチ詰めたとします。 それは1センチ短いシャフトを使っていると同じことだからなのです。 シャフトは材質の違いはあれ、管です。 しなり・衝撃で管の中でパルスが生じます。 そのパルスも弾道を決める大きなファクターなのです。 パルスは管の長さで変わります。 アイアンセットは、番手が下がる(例:5I→6I)たびに1/2インチ(約1.27cm)ずつ短くなっていきます。 それぞれの番手に様々な量の鉛が入っていたとすれば、各番手ごとのシャフトの長さの差がバラバラになってしまうのです。 これを読まれている方の中に、バランスもライ・ロフトも合っているのに、番手ごとの距離差がバラバラ・方向性もおかしい。といった経験をお持ちの方もいるでしょう!(そんなあなたはもうすぐ上級者!) これが鉛の悪戯です。 プロや上級者がクラブのバックフェースに貼っている鉛。見たことありますよね! 彼らは、シャフトの中に鉛を入れさせません。 だから外に貼っているのです!(他の理由もありますが) ただ、最終目標が90以上(100を切れればよい)という方なら問題ない範囲ですので御気になさらずに。(笑) 気になる方は信頼できるクラフトショップにて一度ばらしてもらい、再組み立ての後に外張りの鉛でのバランス調整をしてもらってください。 でも、もしこの機会に新しいクラブを!とお考えのあなたは、ちょっと待った! その3をお読みになってから行動を! その3へ続く・・・ ジャンル別一覧
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